グリーンツーリズム全国大会「美瑛秋の夜長の交流会」
於:美瑛町POKROK 2005/10/13

メーリングリストから
 

スローフレンズの皆さん、谷尾さん、交流会参加の皆さん
お疲れ様でした・・・、湯浅です。

全国グリーンツーリズム大会in美瑛に参加して来ました。
フレンズのブースも、前回の札幌西区に続き、出展しましたよ。
書籍やパンフなどをおき、川合リーダー、山本事務局長と3人で売り子(?)を担当。
会場の2階の隅っこに仮住まいのようなブースでしたが、400人近く集まった人たちの一部の人たちが、立ち寄ってくれました。何冊かの本も売れ、パンフを眺め質問する人たち。少しづつの手応えを感じ取れました・・。
それから18:30からの交流会に参加して、豪華な料理に舌鼓!全て地元の方の手作りです。たくさんのメニューでしたが、お腹に入るのは少しだけ・・・(残念)
そこで再会したメンバーも何人もいましたね。(麻田副知事、大石さん、稲井さん、有山さん、橋本先生、お久しぶりでした)その後会場を谷尾さんのポックロックに移し、2次会です。
3時から参加の西野さん、山川さん、若狭さんをはじめ、福田さん、森田さん、安藤さんが駆けつけてくれました。長尾さん同伴の福島会津の8人のグリーンツーリズムの面々と懇談会。個性的な方たちとは、どこか似たもの同士・・、を感じてしまいます。宿泊は別でしたので、11時頃には2次会解散。
その後3次会は、2時頃まで・・?
谷尾さんの手作りおつまみの心づくしに感謝しながら、しばらく農作業で忙しかった、森田さん、川合さんの話をじっくり聞きました。そばで福田さんは、大イビキ(?でもナカッタナ)・・・。
谷尾さん、お子さんが熱を出して、お疲れの所ありがとうございました!北海道のグリーンツーリズムの方向がどちらを向いて進むのか?危うい所も感じますが、少なくとも各地域の個性を生かし、農業の持つ可能性を広げてくれると、信じる想いは変わりません。
それぞれが認め合い支えあい・・、心が通う、そんなグリーンツーリズムでありたいものです。

湯浅優子 2005.10.16
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交流会に参加された皆様、優子さん、本当にお疲れ様でした。美瑛の谷尾です。
みなさんそれぞれお忙しい中でのツーリズム大会でしたね。

農業に携わる方たちのイベントだというのに収穫真っ最中の秋というのはちょっと厳しいタイミングでしたが、沢山の方が集まって盛大に行われたようです。
若狭さんはじめ関係者のみなさまほっとなさっていらっしゃるでしょうね。
私もグリーンツーリズムには関心はあるものの、あまり把握できておりませんので是非参加したかったのですが『なぜこんなときに〜!?』という絶妙のタイミングで熱を出した息子にてんてこまいで、悲しいかなフレンズ交流会の準備もままならず参加いただいた皆さんにも不手際ばかりで申し訳ありませんでした。
おかげさまで今朝から熱は下がり、発疹がでましたので『乳幼児突発』と判明しほっとしました。ご心配おかけしました〜。
上記のように交流会でせっかく皆さんとお会いできたのにほとんどお話ができず残念に思っていましたが、
はるばる車を飛ばして(本当にかなり飛ばして!?笑)きてくださった安藤さんと優子さんと夜中に少しお話できてとてもうれしかったです。同業者ならではのご意見、深く胸に刻んだ夜でした。安藤さん、お心遣いありがとうございました!また是非ゆっくりお話させてくださいね。優子さんもいつもありがとうございます。
そうそう、福田さん、ワインとビールありがとうございました。ずうずうしくいただいてしまいすみません。翌晩、夫とおいしくいただきました!
美瑛ではカメムシにてんとうむし、そして雪虫も飛びまたいつものように冬の足音が聞こえてきています。
一年一年・・・あっという間に過ぎていきますが、毎年毎年経験を積み重ねながら新たな季節を迎えるのはありがたいことですね。

http://www.biei.com/pokrok/
ペンションPOKROKポックロック 谷尾 恵 2005.10.17
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美瑛の報告、ありがとうございます。

私は深川での分科会に参加しました。本当はそのまま橋本先生や夢の農村塾の谷口さんたちと一緒に美瑛に行きたかったのですが、残念ながら仕事が入っていたので、深川のイルムの丘でお別れしました。
深川での分科会も盛り上がりましたよ。地元の農家の皆さんをはじめ、明治大学、北大、拓殖大などの学生たち(若者が多かったのは心強かった!)、遠くは熊本、島根などからの参加も多数ありました。熊本の方々はパネラーの東洋大学の青木先生の熱烈なシンパです。確かに、はじめてお会いする青木先生はとても魅力的な方で、熊本から「追っかけ」する人たちの気持ちもよく分かりました。
二次会は3時まで盛り上がり、青木先生からの「体験観光はグリーンツーリズムなのか」という投げかけに語り合いました。皆さんはどう思いますか? 私はグリーンツーリズムの裾野を広げるという意味において貢献したことは間違いないと思いますが、今後グリーンツーリズムが目指す方向や理念を考えると、ちょっと違うのかなと思っています。もちろん、いつもメーリングリストで語られるように「お互いの違いを認め合う」ことは大切ですが、スローフードがグルメ的に語られたり、グリーンツーリズムが観光のように扱われるのには、危うさも感じます。
皆さんのご意見もお聞かせください。
                                         
野谷 悦子 2005.10.17

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フレンズの皆様、谷尾様
森田@美瑛ではほんとうにお騒がせいたしました
谷尾さんにお会いできてとても嬉しかった!
それなのに道に迷ったり、コンタクトをなくしたり、相変わらずすっとこどっこいで申しわけございませんでした・・・
娘さんのゆうきちゃんと仲良くなれたのも楽しかった〜こんどはゆっくり、ゆうきちゃんとワンコちゃんたちと遊びに行きたいです。
福田さんにもほんとうにご迷惑かけちゃって。。。すっかり話に夢中になって迷った夜道、良い思いでです(^。^;;
自営業はいろいろ大変・・・だけど、喜びも大きいですよね。これからも相談にのってください!
ちょうどビートの収穫期とかさなり、グリーンツーリズム全国会議の本体のほうには参加できなかったのですが、ポックロックさんで福島の会津坂下(ばんげ)町のみなさんたちとお話することができたことが貴重な経験でした。(長尾みっち、ありがとう(o^(ェ)^o)ゞ)
まるで、美瑛に行ってさらに会津に行ったような、得した気分がしたよ〜私のブログにもちょっと書きました。ご覧ください
 http://blog.livedoor.jp/azukilife1/archives/50137551.html
とどのつまり、「グリーンツーリズム」は心のふれあいなんですよね。
今までの観光地を観光バスでめぐるような旅行のあり方ではなく、心のふれあいを求めて旅をするような・・・
うちの農場は、まだ観光らしいことはなにもできていないんだけど小さなことからでもなにか「心のふれあい」を提供していけたらいなぁ。
そんなことを思った美瑛の旅でした。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
農家フードコーディネーター 森田里絵 2005.10.17

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フレンズのみなさん、野谷さん、こんばんは。

先日は美瑛での歓待、谷尾さん、若狭さん、ありがとうございました。
橋本先生、山川さん、有山さん、大石さん、お疲れさまでした。
野谷さん、分科会参加されていたのですね。美瑛でお会いしたかったですね。

> 二次会は3時まで盛り上がり、青木先生からの「体験観光はグリーンツーリズムなのか
> 」という投げかけに語り合いました。皆さんはどう思いますか? 私はグリーンツーリ
> ズムの裾野を広げるという意味において貢献したことは間違いないと思いますが、今後
> グリーンツーリズムが目指す方向や理念を考えると、ちょっと違うのかなと思っていま
> す。もちろん、いつもメーリングリストで語られるように「お互いの違いを認め合う」
> ことは大切ですが、スローフードがグルメ的に語られたり、グリーンツーリズムが観光
> のように扱われるのには、危うさも感じます。
> 皆さんのご意見もお聞かせください。

私の周辺のアウトドア会社もさかんに修学旅行生に農業体験を提供しようとしています。昨今の食育ブーム?もあってか旅行エージェントや学校にも受けがよいようです。
ですがあくまで商品として考えている節があり、農家さんの気持ちの部分が商業的に利用されている感じがしてどうもしっくりいかないところです。
ただ、その様な商業的な環境にあっても。参加した生徒の感想を見ると、とても感激している様子が伝わってきました。作業は草抜きなど地味な作業であってもその気持ちは変わらないようです。その中でも農家さんとの心のふれあいに特に感激してるようでした。

先日のグリーンツーリズム全国大会のシンポジウムでは少し違和感をおぼえました。農業の持つ本質、生命を育てる仕事、人間本来の持つの生業、というような側面があまり語られていなかったように思います。
前にも書きましたが、私は庭で鶏が虫を一所懸命にさがし、草の種を一心についばんでいるのを見ていると時間を忘れます。それは生き物が持つ美しい行動に見とれてしまうのです。それが家禽としての鶏と一緒に生きている実感でもあります。そういう場ってグリーンツーリズムだと思うんです。
橋本先生、大石さん、いかがですか?

やまもとけいすけ 2005.10.18
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フレンズの皆様、MLではご無沙汰しています。橋本@深川市会員です。
全国大会が終了してはや1週間ですが、やっとメールを出せるゆとりができました。

●○やまもと さんは書きました:
>先日のグリーンツーリズム全国大会のシンポジウムでは少し違和感をおぼえました。
>農業の持つ本質、生命を育てる仕事、人間本来の持つの生業、というような側面があ
>まり語られていなかったように思います。
>前にも書きましたが、私は庭で鶏が虫を一所懸命にさがし、草の種を一心についばん
>でいるのを見ていると時間を忘れます。それは生き物が持つ美しい行動に見とれてし
>まうのです。それが家禽としての鶏と一緒に生きている実感でもあります。そういう
>場ってグリーンツーリズムだと思うんです。
>橋本先生、大石さん、いかがですか?

全く同感です。大会宣言は農業と農村の持つ本来的価値、生命(いのち)を育む営みが基調です。この宣言は種々の意見もありましたが地域分科会リーダーにも了承されましたので、今回の北海道大会の強調点となり、分科会報告やパネル討論を通じてもやはり基調にあったと思います。確かに道新報道にあるように、体験型観光の枠内にグリーン・ツーリズムを納めてしまう傾向があり、またツーリズム商品のメニューに陥れてしまう動きもありますので、農業・農村本来の価値に立脚したグリーン・ツーリズムへの誤解と偏見は善意からでもたくさんあると思われます。こういう危うさを伴いながら、それだからこそ一層の展開が必要だと思います。私の確信はシューマッハーが述べた農業の三つの目的に由来しています。私なりに要約すると、農業は人間が生きた自然と結ぶためにまず必要であり、そのことで生存環境を人間化し、もって食料を得ることができるというものです。昨年9月にこの重大さにはじめて気がつき、故相馬暁先生に病室でそのことをお話し、二人で意気軒昂に談笑したことを思い出します。

このような本質的議論に誘ってくれた山本さんに感謝します。グリーン・ツーリズムとスローフードは議論よりも実践が大事だと柄にもなく思っていました。両方とも大切にするのが一番ですよね。

橋本信 2005.10.20
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スローフレンズの皆さん、橋本先生 湯浅です。

> フレンズの皆様、MLではご無沙汰しています。橋本@深川市会員です。全国大会が終了してはや1週間ですが、やっとメールを出せるゆとりができました。

・お疲れ様でした。これでお会いする機会が増えますね(^_^)

> 全く同感です。大会宣言は農業と農村の持つ本来的価値、生命(いのち)を育む営みが基調です。この宣言は種々の意見もありましたが地域分科会リーダーにも了承されましたので、今回の北海道大会の強調点となり、分科会報告やパネル討論を通じてもやはり基調にあったと思います。

・最後の大会宣言は、先生のメッセージでもありますね。グリーンツーリズムは農業としての生業の中から「いのちを育む営み」を体感(五感と心で)できる、きっかけづくりかもしれません。

> 確かに道新報道にあるように、体験型観光の枠内にグリーン・ツーリズムを納めてしまう傾向があり、またツーリズム商品のメニューに陥れてしまう動きもありますので、農業・農村本来の価値に立脚したグリーン・ツーリズムへの誤解と偏見は善意からでもたくさんあると思われます。こういう危うさを伴いながら、それだからこそ一層の展開が必要だと思います。

・体験型に偏重する日本のツーリズムの扱い方を、フランスのグリーンツーリズムを日本に紹介した大島順子さんがいぶかしがっていたことを思い出します。

> 私の確信はシューマッハーが述べた農業の三つの目的に由来しています。私なりに要約すると、農業は人間が生きた自然と結ぶためにまず必要であり、そのことで生存環境を人間化し、もって食料を得ることができるというものです。昨年9月にこの重大さにはじめて気がつき、故相馬暁先生に病室でそのことをお話し、二人で意気軒昂に談笑したことを思い出します。
> このような本質的議論に誘ってくれた山本さんに感謝します。グリーン・ツーリズムとスローフードは議論よりも実践が大事だと柄にもなく思っていました。両方とも大切にするのが一番ですよね。

・どこかに、農業をするものはもっと「哲学」すべし!とありました。それは農業に限らず、「人生」も同じですよね・・・?
理念を共有し、実践し議論し、そして理念に戻る・・・その繰り返しが、自分自身を成長させるのだと感じています。スローフードの活動を通して、「近自然」のセミナーを毎年企画している理由は、こんな想いからです・・・。

湯浅優子 2005.10.20
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