テッラ・マードレ(母なる大地) のニュースレター
 「テッラ・マードレ」とは、イタリア語で「母なる大地」という意味。スローフード運動発祥の地イタリアで2年に一度、5日間にわたって開催されている国際会議です。この会議は一部の代表が集まって行う通常の国際会議とは趣が全く違い、2008年の大会では世界中の153もの国から、約4000名の生産者、約300人の研究者、約800人の料理人、約1000人の学生、約200人の音楽家などを含む、7142名1638のコミュニティが一同に会しました。そして、同時通訳の付いた10ものブースで、5日間に渡って世界の食にまつわるさまざまなテーマで、情報や意見交換が行われました。
 その後、世界中の国へ帰ったコミュニティをネットワークしていこうというのが、2006年大会のテーマでした。このニュースレターはそういった主旨で、世界中の食のコミュニティの情報を配信しています。どうぞ、ご覧ください。そして希望者はどんどんネットワークにアクセスしてください。


2011年3月ニュースレター(PDF-462kb)
2011年1月
ニュースレター(PDF-417kb)

2010年12月10日 テッラマードレデーのメッセージ

2010年12月
ニュースレター(PDF-425kb)
2010年11月ニュースレター(PDF-527kb)
2010年10月
ニュースレター(PDF-1226kb)
2010年06月
ニュースレター(PDF-452kb)
2010年05月
ニュースレター(PDF-480kb)
2010年04月ニュースレター(PDF-476kb)

2009年09月ニュースレター(PDF-388kb)

2008年09月ニュースレター14
2008年07月ニュースレター13
2008年06月ニュースレター12
2008年05月ニュースレター11
2008年04月ニュースレター10
2008年03月ニュースレター09
2008年02月ニュースレター08
2008年01月ニュースレター07

2007年12月ニュースレター06
2007年11月ニュースレター05
2007年10月ニュースレター04
2007年09月ニュースレター03
2007年08月
ニュースレター02
2007年07月ニュースレター01

12月10日は「テッラマードレ・デー」
世界中の地域で、地域の食を囲んで祝いましょう。
「テッラマードレ・デー」のページ


以下、映画「テッラ・マードレ」より

「テッラマードレ2006」の演説から

地球のあえぎが報告されています。水源の枯渇、化学肥料の乱用、肥沃な土壌がその活力を失い、温暖化はますます進み、生態系が脅かされている。
地球は、みんなの家です。健全な経済で運営されなければなりません。
正常な経済に導かれるべきです。地球の資源は無尽蔵ではない。さらなる大地の酷使は狂気の沙汰です。資源の略奪を重ね、その上、消費という名のもとに、いたずらに速さを競い、モノ余りとムダを生むのは、もはや限界にきています。確かに、この状況が持続不可能なのは、かなり明白になってきました。不透明なのは、我々の関与がどの程度かと言うことです。一人一人が消費者としてどれほどの責任を、この“発展した”社会に対し負っているのか。我々はどれだけ加担すてきたのか。歯止めのない消費に開発途上といわれる地域で農業をして暮らすみなさんに、教えを乞いたい。国は本来の農業へ立ち戻り、地域社会はその経済を復権させるのです。(会長 カルロ・ペトリーニ)

地球市民でこの会の仲間であるみなさん ようこそ。
インドの根強い信仰はこの驚くべき地球が食べ物と生命の連鎖だと教えています。
つまり、生けるもの全てが他者の糧なのです。命の連鎖です。
私たちは摂った糧で作られる。この肉体と豊かさと健康の源は。まずよい糧を作り、供給することです。質の悪い食べ物は罪悪に等しい。
糧は今や利益独占の手段です。まず作物の種子が特許化され、企業はこぞって占有権を主張しました。その95%は遺伝子組み替えです。インドでは遺伝子組み替え作物があらゆる田畑で導入され、企業は種子を供給し続けました。非常に多くの農民が負債をかかえ、自殺しました。モンサント社の利益は人命より尊いのです。
食の解放をめざそうとするなら、消費者や生産者はもちろん環境運動や食文化運動も加わり、団結すべきです。それがテッラ・マードレの理念です。(副会長 ヴァンダナ・シヴァ)

 

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