「八列とうきびの生産地を訪ねて」
(三笠市・及川農園)2006/7/29


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1.やってきました三笠市の道の駅です。8月10日から10月いっぱいまで、ここで八列とうきびの生産者及川さんが、焼き八列とうきびを販売しています。この日はまだ販売前でした。
2.道の駅から少しはなれた農園に及川善志(よしゆき)さんを訪ねました。手にしているのは横浜のスローフードフェアの報告書。八列とうきびが紹介されています。
3.人なつっこい笑顔を見せる及川さんは、農家の3代目。中学生の頃まで普通に食べていた八列とうきびですが、すっかり世間では忘れられていました。こんなに美味しいものが作られないのはもったいないと、10年前から本格的に栽培をはじめました。
4.3ヘクタールある畑に案内してもらいました。収穫時期をずらして、10月末まで提供するために、11段階に分けて種を蒔いています。種まきは5月はじめから7月の末です。
5.八列とうきびは収穫時期を見極めるのがとにかく難しい。スイートコーンのように1本が良ければほかもだいたい良いと言うことはありません。1本1本手触りで確認して収穫していきます。
6.さらに収穫してから美味しく食べられるのは、たったの一晩。及川さんは特にここにこだわっていて、発送は一切しません。食べたければ三笠に来てください。ということです。

7.昨年はスローフードの味の箱舟に登録され話題になったこともあり、秋口から品不足に泣きました。しかも鹿や熊に収穫量の半分ぐらいやられてしまって、ほんとうに困ったそうです。おととしは台風に泣きました。

8. せたなの漁師でフレンズメンバーの西田さんも畑を見て感心しきりです。及川さんは八列とうきびだけではなく、ほかの農家が真似をしないような作物を色々と育てて研究しているのです。
9.及川さんは和牛も30頭飼っています。牛の糞が良い堆肥を作り、良い土を作ります。その畑で育った八列とうきびの味は最高、と自信満々です。
10.及川さん、お忙しいところありがとうございました。夏の間に三笠に八列を食べにいこうと思います。
 

八列とうきびを食べてみたいという方は、三笠市の道の駅へお越しください。
販売期間は8月10日前後から10月いっぱいまでです。

午前10時から午後5時まで営業していますが、午後は売り切れることもしばしばです。
どうしてもという方は、午前中にお越しください。

お問い合せ先 及川善志(よしゆき)さん tel 0126-73-1727

※八列とうきびは収穫から一晩で実が堅くなってきますので、発送は一切行っていません。

撮影:山本敬介 ※写真の無断使用は固く禁じます。
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