アルケッチャーノ奥田シェフ講演会・食談会


2010.9.15
(札幌・バルコ地下会議室)

写真をクリックすると大きな画像(850×565ピクセル)をご覧いただけます。
 
1. 山形県鶴岡市にあるレストランアルケッチャーノのシェフ奥田政行さんをお迎えして講演会を開催しました。この日は平日にもかかわらずとても多くの方がご参加くださいました。
2. 奥田シェフは、苦労して生産者との関係をつくり、足元から少しずつ「食の都庄内」を築き上げてきました。その思いの源は、自分が生まれ育った庄内の人々が、ふるさとに誇りを持って生きてほしい、庄内がとても豊かな土地だと気づいてほしい、ということでした。
3. 自称オタクという奥田シェフは、その尋常ではない探究心で食材について歴史や成分まで調べ上げ、誰も考え付かないようなコラボレーションを生み出します。その皿の上では味という小さな表現だけではなく、まさに奥田さんの宇宙観が表現されているのです。

4.

フレンズの湯浅リーダーとのトークセッション。奥田さんの「夢から志に変わった」という言葉が強く印象に残りました。「夢」とはしょせんは欲。「志」を持つことが現代の日本人には求められているのではないかと感じました。
5.

会場からは次々に質問が出され、奥田シェフはユーモアを交えて答えてくださいました。質問をしているのはフレンズのメンバーでジャーナリストの林美香子さん。

6. 講演終了後には、会場の上にあるフレンズメンバーが経営するバル「バルコサッポロ」でほんの販売とサイン会を行いました。ひとりひとりと丁寧に会話する奥田シェフ。
7. 夜の食談会は白石区にあるフレンズメンバーの塚本さんのレストラン「カプリカプリ」で行いました。こちらにもたくさんの方がご参加くださいました。オーナーシェフの塚本さんからご挨拶です。お忙しい中会場提供に手を上げていただきありがとうございました。
8. 当日は奥田さんに食べていただくために、塚本シェフが腕によりをかけて北海道の食材を料理してくださいました。こちらは2皿目の「えりも短角牛のソットサーレ、自家菜園の野菜いろいろ」です。そのほかのお皿もおいしくておいしくて…。

9.

えりも短角牛の生産者高橋さんと奥田シェフのツーショット。お皿の上でもコラボレーションすることが、この日決まりました。そして数日後には奥田さんは短角牛と高橋さんに会いにえりもへ向かわれたのです。これには驚きました。
10. 最後にみんなで記念撮影です。お腹もここもいっぱいに満たされた一日でした。お忙しいところ札幌まで足を伸ばしてくださった奥田シェフ本当にありがとうございました!


アルケッチャーノ奥田シェフ講演会・食談会


9月15日「奥田シェフに学ぶ会」
なぜ「その土地らしさ」が大切なのか?

庄内の食材を掘り起こし、料理という形で広く世に伝える
奥田政行シェフをお招きし、身近にお話を聞ける勉強会と懇親会のお知らせです。

<ねらい>
「地産地消」は、地元の産物を食べ、地域を知り、活性化する。
素晴らしいことだけれど、これからは「なぜそうするのか」を考えてみたい。
地元鶴岡のおいしさを追求して、驚くほど多くの人に影響を及ぼした奥田さんは、
どう考え、実践しておられるのでしょう。
スローフード協会のメンバーでもある奥田さんのお話を聞きながら、
今、「地元のものを使い、食すこと」の価値を、再発見してみませんか。
多忙な奥田さんがこのために札幌へ足を運ばれる、貴重な2つのイベントです。

■ 奥田シェフ×湯浅優子 講演&トークセッション
演題 「食からはじまる地域づくり」
日時/9月15日(水)15:00?17:00
会費/2500円(お茶付き)
会場/STV北2条ビル 地下会議室 札幌市中央区北2条西2丁目15
※Barcom(バルコ)札幌(電話011-211-1954、ビル南向き1階 タリーズコーヒー隣) 

■奥田シェフを囲む 勉強会 & 懇親会
日時/9月15日(水)19:00?21:30
会費/8000円(飲み物別)
会場/リストランテ カプリカプリ 札幌市白石区栄通19丁目3-1
電話011-851-1717  
※地下鉄東西線「南郷18丁目」歩5分
・奥田さんのお話を聞いたあと、北海道食材と季節を大切にする
イタリアン「カプリカプリ」のお料理を頂きながら親しく語り合う、勉強会&懇親会です。

■奥田 政行 氏 プロフィール
1969年山形県鶴岡市生まれ。高校卒業後に上京し修業。2000年、在来野菜など、
地元生産者の顔の見えるこだわり食材を使う店「アル・ケッチァーノ」を開業。
2004年 「食の都庄内」親善大使に任命。イタリア・スローフード協会国際本部主催の
「テッラ・マードレ2006」で、世界の料理人1000人に選ばれる。
2009年、銀座に山形県産食材を用いたイタリア料理店「YAMAGATA San-Dan-Delo」を
オープン。スペイン・サンセバスチャン世界料理大会招聘。
2010年、第1回「辻 静雄食文化賞」受賞。国内外を舞台に山形・庄内の食材の素晴らしさを広めている。

 
撮影:山本敬介 ※写真の無断使用は固く禁じます。
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