緊急シンポジウム(リレートーク)
「子どもの未来と、食を守るネットワーク」〜北海道の大地にたねをまこう〜

2011.5.16
(札幌市)

写真をクリックすると大きな画像(850×565ピクセル)をご覧いただけます。
 
1. 札幌市「かでる2・7」の4階会議場で受付が始まりました。呼び掛け人を中心に天使大学の学生さんなどにも受付のお手伝いをいただきました。
2.

会場には100名近い方が駆けつけてくださいました。最初にフレンズのリーダーでもある湯浅優子さんが現状と思いを語りました。子供たちのために私たちはいまなにをしなければならないのでしょうか。

3. いち早く被災地に入って支援活動を展開してきたNPO法人ねおすの宮本さんが現地の様子や、支援活動の今後をお話されました。被災地を見て今私たちが足元でできることは何でしょうか。

続いてNPO法人グランドワーク西神楽理事の谷川良一さんが、さまざまな被災地支援の活動や、原発に関する日本のメディア報道の問題点などを語られました。

4.

えりもで昆布漁師と短角牛牧場を営む高橋さんからは、あまり取り上げられていない北海道の沿岸部の被害の報告と、放射能汚染は北海道の生産者にも深刻な問題とお話しされました。

続いてコープさっぽろ組合員活動委員会委員長の前濱喜代美さんからは、1992年地球サミットにおける12才のカナダ人セヴァン・スズキのスピーチ「どうやって直すのかわからないものを、壊し続けるのはもうやめてください」という言葉が原発事故で心に響いた、とお話がありました。

5. 会場には高校生から一般市民を中心に、NPOの関係者、企業の経営者などとても幅広い皆さんが足を運んでくださいました。
6. エコビレッジ推進プロジェクト代表の坂本純科さんは、「それでも原発がなければ生きていけないのでは」という声を聞いて、次世代の目標になるような具体的なビジョンを具体的に提示していかなければならないと強く感じられたそうです。
7. 最後のまとめとして、天使大学教授の荒川義人さんがお話されました。「自助、共助、公助」の補完的なしくみがリスク時には特に重要だと考えられ、7月20日頃に2回目の会を開き、この「自助、共助、公助」の構築について、行政も含めてより幅広い実践者を招いて皆さんと考え続けたい。とお話されました。
8. その後会場とのさまざまな意見交換が続きました。
企業の担当者からも、NPOや市民団体と協力して行きたいという意見が出されました。

9.

シンポジウム終了後も、そこここで熱い議論交わされ、なかなか会場からは人が引きませんでした。市民一人一人が考え、この北海道で何をしてどうやって種をまくのか、今後も皆さんと共に考えて行きたいと思います。
当日の模様をライターの深江園子さんがまとめてくださいました。
ワードファイル(44KB)です。 20110516memo.doc

当日の音声ファイルをアップしました。(40分×3分割)
少し重いのですが興味のある方はダウンロードしてお聞きください。

<WindowsMediaPlayerまたはRealPlayer等でお聞きください。>

当日の録音その1(27MB) 20110516-1.wma
当日の録音その2(29MB) 20110516-2.wma
当日の録音その3(26MB) 20110516-3.wma

尚、このもようは5月28日6:00AMから30分間、AIR-G FM北海道でオンエアされました。

 


緊急シンポジウム(リレートーク)
「子どもの未来と、食を守るネットワーク」〜北海道の大地にたねをまこう〜

2011.5.16
(札幌市)

開催趣意書

今回の東日本大震災と、福島第1原子力発電所の事故は、私たちに改めて
自然や大地、海の大切さを教えてくれました。
それは、取りも直さず『食』を守ることの重要さにつながります。
今こそ、農業・漁業にたずさわる生産者はもとより、北海道に暮らす私たち1人
1人が心をひとつにして、この国の復興に向けて、声を上げるときです。

子どもたちの未来と、食を守るために、ここ北海道で私たちが出来ることは何
か、また、しなければいけないことは何か・・・
想いをひとつにし、認識を新たにするために、今日の集まりを企画しました。

今日は、7人のトークをリレーでお聞き頂きます。
その後、会場のみなさんと共に、時間の許す限り意見交換も行いたいと思ってい
ます。

リレートークの7人のプロフィールなどは、別紙の通りですが、それぞれ立場は
違っていても、被災地への支援の気持ちや、北海道の食や子どもたちの安全への
想いは、同じはず。

その想いを今後、どんな形にしていけばいいのか・・・
まだまだ手探りではありますが、今日のトークやみなさんの意見を基に方向性を
見出したいと考えています。
そのために、アンケートも用意しました。
後日、ファックスでも結構ですので、ぜひみなさんの意見などもお聞かせくださ
い。よろしくお願いいたします。

「子どもの未来と、食を守るネットワーク」開催実行委員(五十音順)
荒川義人 石坂裕幸 今宮廉 すずきもも 山本敬介 湯浅優子

開催事務局 オフィスアイズ 今宮廉
問い合わせ先  電話 011−215−8871
FAX 011−215−8872

トークリレーメンバー

@湯浅優子 実行委員 農業・北海道スローフード・フレンズリーダー
   トークテーマ 『今回の呼びかけの趣旨』
     ・日本の困難なこの時期に、わたしたちができることは?
・これからを思い、それぞれが支えあい、持続できる質の良い情報を集約し、
共有できる場をつくることは可能だろうか・・・

A宮本英樹 NPO法人ねおす専務理事 JR大沼ふるさとの森コーディネーター
トークテーマ 『被災地に入って感じたこと』
  ・私たちが 被災地に向けてできることではなく、
   私たちが 私たちのためにしておかなくてはいけないこと

B谷川良一 NPO法人グランドワーク西神楽理事
トークテーマ 『オール北海道としての被災地支援の取り組み』
・被災地からの移住・就農
・私たちが出来ることを・・・
・まず自分のライフスタイルの見直しから始めよう

C坂本純科 北海道エコビレッジ推進プロジェクト代表
   トークテーマ 『福島の現状に思うこと』 
    ・被災地支援の取り組みを通して感じる心配事、課題 
    ・これからできることは?  

D高橋祐之 漁業・畜産業(えりも町)
トークテーマ 『漁業者としての海への想い』 
    ・震災の被害状況と、その後の取り組み
    ・心配していることや、これからできること、共に考えたいこと

E前濱喜代美 コープさっぽろ組合員活動委員会委員長
   トークテーマ 『震災から学んできたこと』
・更に心配していること。  
    ・これから自分にできること。

F荒川義人 実行委員 天使大学教授
   トークテーマ 『まとめ、そして、これから・・・』

開催実行委員(五十音順)

荒川義人    天使大学教授
石坂裕幸    北海道プロダクツ研究所
今宮 廉    オフィスアイズ代表(事務局)
すずきもも   イラストレーター
山本敬介    NPOスローフードジャパン事務局長/占冠
湯浅優子    農業・北海道スローフード・フレンズリーダー

開催呼びかけ人(五十音順) 計135名

青木誠雄 上川総合振興局地域政策部長、旭川市
赤塚 貴 岩見沢市
秋山孝二 (公財)秋山記念生命科学振興財団理事長
麻田信二 酪農学園理事長
荒川信基 農業・旭川
有山忠男 NPO法人ガーデンアイランド北海道 事務局長
安藤 忍 ヒッコリーウインド・鶴居村
飯澤理一郎 北海道大学大学院農学研究院・教授
飯田裕司 会社員・札幌市
以西明美 パン店 浦河
石本玲子 フリーライター
井田宏之 (社)エゾシカ協会事務局長
市川守弘 弁護士・日本森林生態系保護ネットワーク事務局長
市川利美 ナキウサギふぁんくらぶ代表
市川土夢 野生動物調査員・札幌市西区
今橋道夫 農業・美唄
岩井宏文 GB産業組織設計
岩永岳人 農業 南富良野町北落合
岩間尚人 農業・岩見沢市
岩間絵理 農業・岩見沢市
岩間 斉 ホテル業・トマム
宇井ひろし 有機農業兼音楽家 
大熊久美子 NPO食と自給ネットワーク事務局長
大野 梢 主婦(有)リトル・トリー・南富良野町
大野 聡 アウトドアガイド(有)リトル・トリー代表・南富良野町
大西一夫 大西農園 旭川市
大町 香 旅書人tabi-kaku-hito
岡川 進 団体職員 占冠村
岡田 亘 木工業 南富良野
岡田江里 主婦 北海道大学大学院後期博士課程在籍
岡田 実 会社役員 (北海道新聞 常務取締役)
小栗美恵 農業・花茶・千歳
小野木朋子 介護施設職員
小尾雅彦 自治体職員、占冠村教育委員会
鹿熊智恵子 会社員 帯広
加藤知美 メディア・アンビシャス世話人
金澤菜美子 日高町
我満嘉明 フィールド起業アドバイザー
川合拓男 農業・芽室
川村シンリツ・エオリパック・アイヌ 川村アイヌ民族記念館館長
神田正俊 (株)星野リゾート・トマム・占冠
観音 肇 占冠人
草野忠幸 料理人・札幌
黒川文恵 農家見習い・岩見沢市
桑原稔明 喜茂別「地域おこし協力隊」マネージャー
小瀬祥太 占冠・村づくり観光協会 職員
小谷栄二 ファームエイジ(株)・当別  
小林夏生 TVディレクター 東京都
児玉芳明 財団法人さっぽろシュリー理事長・ 前コンサドーレ札幌社長
坂本純科 北海道エコビレッジ推進プロジェクト代表
佐藤 睦 観光・サービス業務 せたな町
新堀明夫 ピザ店 南富良野町
嶋田直美 自治体職員・札幌
鈴木宏一郎 竃k海道宝島旅行社・札幌
鈴木光利 飲食業
鈴木百合子 料理人
瀬川謙二郎 (株)コダマ・富良野市
瀬波秀人 まち工房・元気!代表 中標津町
高垣仁隆 上川中学校・上川町
高橋勝美 森のかりうど・猟師・占冠
高橋 健 日高地域活性化協議会事務局・日高町
高橋祐之 漁業・畜産業・えりも
高野啓子 アイヌ伝統工芸・女の手仕事・二風谷
高野繁廣 アイヌ伝統工芸・男の手仕事・二風谷
竹内 聖 北海道アウトドアガイド協会事務局長
竹内百合 主婦・美瑛町
竹内未佳 サホロリゾート営業企画 新得町
立松宏一 団体職員,旭川市
谷川良一 NPOグランドワーク西神楽理事
千葉ひろみ アナウンサー
塚田宏幸 (株)北海道テロワール取締役 料理人
辻 信一 明治学院大学教授・ナマケモノ倶楽部世話人・東京
津島明司 トムラウシ温泉 国民宿舎 東大雪荘
辻本宜子 遠軽町
鳥羽昇子 鳥羽農場 足寄町
中村 博 占冠村長
中村由美子 北海道女性農業者ネットワーク“きたひとネット”事務局
中本啓子 料理講師 標茶
奈須憲一郎 NPO法人森の生活代表 下川町
仁木嘉余 陶芸家 占冠村
新田みゆき ファームレラ ファーマーズカフェ風土 東川
西田孝男 漁師 せたな町
西村実佳 占冠・村づくり観光協会 職員
西村宣彦 北海学園大学准教授
野谷悦子 フリーライター
野原大樹 自治体職員・占冠村
野村竜介 TACとかちアドベンチャークラブ取締役 新得町
橋本 信 拓殖大学北海道短期大学環境農学科長
橋本 陽 ノーアスク占冠
長谷川由三子 主婦・旭川市
枦山圭子 農業、上富良野町
濱田暁生 NPO法人ふらっと南幌 代表理事
浜田文弘 (株)M.C.S、札幌市
林美香子 キャスター・慶應義塾大学大学院特任教授
平島美紀江 LLCのこたべ代表、札幌市
広瀬かずみ 主婦・帯広市
深江園子 オフィスYT・フードライター
福田博之 かわのこラフティング・南富良野町
福田和彦 (有)福田商店 ・幕別
藤田まき 主婦・占冠
ふじわらきみよ 2児の母、役場臨時職員・占冠
星 宏聡 叶ッ野リゾート・トマム 新得町
干場信司 酪農学園大学 農食環境学群長・酪農学部長
細谷 誠 (株)スポートピア・南富良野
前濱喜代美 コープさっぽろ組合員活動委員会委員長
増子尊士 占冠整骨院 占冠村
町村 均 (株)町村農場・江別
松木政治 自治体職員:富良野市
松田真枝 料理家・ホッカイドーフード・コーディネーター 札幌市
松鶴 愛 主婦/南富良野
松鶴健作 Pine Grus(パイングルス)代表・テレマーカー/南富良野
マット和子 イラストレーター
松原秀尚 インディアンカヌークラフト
三浦康幸 占冠村役場企画商工課
三田村雅人 由仁ふれあい農業小学校
三津濱直樹 NHK北見放送局勤務
宮崎里恵 料理研究家・東京
宮本英樹 NPOねおす専務理事JR大沼ふるさとの森コーディネーター
村上大輔 floating-leaf-films 南富良野
森岡千里 江別市
モリモトヨウコ FMアップル・札幌市
門間敬行 自然写真家 占冠村
安居明美 占冠村
安川誠二 札幌消費者センター 理事/札幌
山形 定 北海道大学大学院工学研究院・助教
山田雅彦 公務員(北海道庁、札幌)
山本和弘 農業・富良野市
山本光子 広告代理店社員・札幌市
横山美貴子 自治体職員 清水
横山百香 会社員/札幌
吉田訓子 会社員、札幌市
吉村 親 新潟農業・バイオ専門学校農業経営科・主任 新潟県新潟市
ルックス・コーリー レストラン経営 占冠村
ルックス・知江 レストラン経営 占冠村

 
撮影:山本敬介 ※写真の無断使用は固く禁じます。
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