島村菜津さんを迎え「Slow Fish'07 せたな海フィール」
(せたな町)2007/8/18-19

●参加者の声●
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1.島村菜津さんを迎え、パワーアップした「slowfish07せたな海フィール」が西田船長の挨拶ではじまりました。風吹き渡る海の見える丘の上に建つ「ふれあいセンター」が舞台です。
2.著書「スローフードな人生!」でスローフードを日本にはじめて紹介した作家島村菜津さんが歯切れ良くそしてやさしく、スローフード運動について語りました。
3.会場では全道のフレンズのメンバーをはじめ、地元せたなで有機農業やチーズ作りに取り組んでいるスローフーダーや、子育て中のお母さんなどたくさんの方が耳を傾けました。

4.講演会のあとは、海です、海!せたなの磯で様々な生き物に触れます。先生は北大大学院の田中義規さんと中村透さん。子供にもわかりやすいように紙芝居形式で工夫してくれました。

5.この磯に様々な環境が隠れています。浅いところ深いところ、満ち潮で隠れてしまう場所、引き潮でプールになるところ。
6.嬉々として子供たちは魚や蟹やヒトデやアメフラシやウニを獲りました。手で触って感触を楽しんで、名前を調べたり、観察しました。どうしてウニを採ってはいけないのか、漁業権についてもちょっと難しかったけど学びました。
7.おつぎは旭丸の船上にある生け簀でイカ釣り体験です。前日の夜に西田船長がとってきて、死なないように大事に飼っていたスルメイカはみんな元気です!釣り上げると、ぴゅー!と水を掛けます。子供も大人もぎゃーぎゃーと賑やかです。
8.イカ釣りのあとは船上で波にゆられながら、しばし魚やイカの生態や、農業同様に後継者不足に悩んでいる漁業の現状について西田船長に話していただきみなで語り合いました。

9.この写真は、売上増に頭をひねっている企業経営者会議?、はたまたサッカーのハーフタイムの作戦会議?いえ正解は「ヒラツメガニ」の身をみんなで出しているところ。おいしい巻きずしを食べるため、もくもくと作業は続きます。

10.この日、海フィールを歓迎するかのように昼は晴れ渡り、夕方にはこんな夕焼けが空を染めました。うーワンダフル!
11.たくさんの方が関わって、素晴らしい手作りのお料理が並びました。生産者情報が書かれたカードも添えていよいよせたなのスローフードを堪能する懇親会のはじまりです。乾杯の発声は
12.並んだ料理の生産者に、ひとことずつスピーチいただきました。北海道いえ日本のチーズの草分け近藤チーズの近藤さん。デンマークで学んだチーズ製造の技術は今もせたなで頑固に健在です。島村さんも若いライター時代に近藤さんを取材で訪ねたそうです。
13.こちらせたな名物のうに汁です。もちろん生で食べられるウニに火を通すなんて贅沢はここせたなでしか考えられません。あーおいしかった〜。(^-^)

14.夜はまだまだ終わりません。2次会の会場はマーレ旭丸の2階です。西田船長も絶好調で宴は3時まで続きました。やれやれ。いつものことだけど〜。(T-T)

15.ここから2日目です。海の学校の2日目は、せたな町にある「北海道栽培漁業瀬棚センター」でヒラメと黒ソイの養殖を見せていただきました。それぞれ年間100万尾育てて、放流しています。写真は黒ソイの稚魚です。けげんそうな?顔で黒ソイを見ているのは島村さんの娘さんの万里ちゃん。

16.ふれあいセンターに戻って、海水でお豆腐作り。教えてくださったのは地元せたなの浜の母さん、西村千恵子さん。40年前は海水を使った豆腐はどの家庭でも行われていたそうです。海水のミネラルとにがりでゆっくりと大豆タンパクが固まっていきます。みんな感激していました。
17.そしてフレンズメンバーでフードコーディネーターの松田真枝さんによる乾燥タコを使ったパスタを作ります。手伝いたくてしょうがない興味津々の子供たちが「やらしてやらして」と何でも手を出します。気付いたんですが最近の子供はふつうに「パスタ」っていうんですね。当然かー。なんかおませ。
18.海水のおとうふ、乾燥タコパスタ、おいなりさん、ミニトマト、そして天草から作ったトコロテン。手作りで手間のかかったお昼ごはんを、みんなで最後に囲みました。なんだか大家族のようです。

19.食後に感想などを参加されていた地元せたな町北檜山の篠田さんにうかがいました。視点のおもしろい大地君ともども、スローフードに存分に触れていただきました。ありがとうございました。

20.最後はふれあいセンターの庭で記念撮影です。こどもたちはこの2日間ですっかり仲良しです。この子供たちの2日間の記憶が、遠い将来の、せたな、檜山、北海道、日本いえ世界にきっと良い影響を与えてくれるでしょう。

島村菜津さんを迎え「Slow Fish'07 せたな海フィール」 

2007年8月18日(土)-19日(日)

1)島村菜津さん講演会

 ●日時 平成19年8月18日(土) ●時間 12:30〜受付 13:00〜14:30講演
 ●場所 瀬棚ふれあいセンター(せたな町瀬棚区共和590-1)
 ●演題 「スローフードって何だろう(仮題)」
 ●費用 資料代として500円いただきます。
 ●主催 北海道スローフードフレンズ帯広
 ●後援 檜山支庁、せたな町、瀬棚ライオンズクラブ

2)2007せたな海フィール(親子で海に親しむ行事)

 ●日にち 8月18日(土)〜19日(日)

 ●場所 瀬棚ふれあいセンター(せたな町瀬棚区共和590-1)など

 ●スケジュール
   18日(土) 14:30 集合(瀬棚ふれあいセンター) 
   海の学校/イカ釣り体験・漁師の話/イカ刺し造り体験/交流会
   19日(日)
   ヒラメの赤ちゃん観察/海水で豆腐づくり/乾燥タコでパスタづくり/昼食
   ※宿泊場所は、せたな町瀬棚区の民宿を予定

 ●募集予定 小学生以上の親子  15組

 ●参加費  大人・中学生以上  
  8,500円 子ども(小学生以下) 6,500円 (1泊3食、宿泊費、体験費、保険料等込み)
    ※なお、フレンズ会員は300円引きとなります。
    ※親子以外でお手伝いしていただくフレンズ会員は10,200円(2次会も含みます)
 ●持ち物
  ・水に濡れても良い服装(長袖+長ズボン、その下に水着又は化学繊維の乾きやすい服)
  ・水に濡れても良い靴(かかとのないサンダルは×、履いてくるものとは別にご用意下さい)
  ・帽子、軍手、日焼け止め、虫除け、タオル、懐中電灯、雨具、エプロン、三角巾、ふきん、風呂・洗面道具、着替え、筆記用具

 ●主催 北海道子どもスローフード研究会

 ●後援(予定) 北海道スローフードフレンズ帯広、せたな町 ※「子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)」助成活動です。

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●参加者の声●
撮影:山本敬介 ※写真の無断使用は固く禁じます。
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