樽に詰まった母の味
鮭の飯寿司造りつたえます


2007.11.10-11(えりも町)

●参加者の声●
写真をクリックすると大きな画像(850×565ピクセル)をご覧いただけます。
 
1.やってきました!えりも岬!風車のある丘の上に建つのは高橋さんのファームイン「守人(まぶりっと)」です。
2.今回は「鮭のいずし」を作ろうと、全道のみならず東京からも参加者が…。まずはえりも発祥の鮭ブランド「銀聖」誕生の物語を、地元漁師で、日高定置網部会長の佐藤勝さん、株式会社マルデン傳法貴司さんに熱く語っていただきました。漁師が本気で動く迫力にたくさんのひとが魅了され行動を共にしてきました。
3.その後鮭のさばき方教室です。8キロもある大きな鮭でさばき方を見せていただいた後は、メンバーが指導を受けました。東京都世田谷から参加の宮崎里絵さん。さすがは料理教室主宰の腕前です。

4.続いて、今回メインのいずし作りも教えていただく川村光代さんに、塩いくらを習いました。みんなでほぐします。塩加減が絶妙です。ラケットがいいらしいですよ。

5.さらに、今度はえりも町郷土資料館学芸員の中岡利康から、アザラシと漁業についてお話を伺いました。天然記念物でありながら、漁業被害も深刻なアザラシ。漁業と自然保護について地域で取り組まれています。中岡さんは学生時代からアザラシを研究されています。
6.さて、翌日!場所を地域の会館に移していよいよ「鮭のいずし」作りです。いずしとは飯寿司と書きますが、ごはんメインではなく、魚を米や麹で野菜と一緒に発酵させる北海道の保存食です。みんなでまずは大根や人参、しょうがなどを黙々と短冊や細切りに。
7.えりもでは鮭で作りますが、他の地方ではホッケ、ハタハタなどでも作ります。北海道のお正月料理には欠かせません。(スーパーなどで買うととても高い!)冷凍した鮭を出刃で切っているのは雄谷さんと横山さん。
8.札幌からアンの店の鈴木さんも早朝5時出発でやってきました。鮭に重しを乗せて余分な水分を抜きました。いよいよつけていきます。

9.樽にはまず笹を並べました。この上に、大根、にんじん、鮭、しょうが、塩、ざらめ、お酒に浸したごはん、麹…と(順番は秘密)丁寧に重ねていきます。

10.「お母さん、これでいいの?」「お母さん、こっち見て」と川村さんは大忙し。ユーモアを交えながら、手加減、目加減をみんな習いました。さーて重しをして30日、どんないずしができるか楽しみです!


樽に詰まった母の味
鮭の飯寿司造りつたえます


浜のかあさんの技を伝授いたします。
古くから保存食として造り続けられている「飯寿司」鮭・ハタハタ・たこ・さんま
などその種類は数多く、お正月の食卓に欠かせない母の味。その家々で味が技法が
違いその個性が、美味しさと楽しさを与えてくれる。
ふるさとの味を樽に詰め込んで・・・

日時  平成19年11月10〜11日
場所   えりも町 東洋生活館・守 人(まぶりっと/高橋さんファームイン)
主催  北海道スロ−フ−ド・フレンズ帯広
後援   えりも町

スケジュ−ル

10日(土)

16:00 えりもの鮭、ブランド「銀聖」誕生の物語
      日高定置網部会長 佐藤 勝
      株式会社マルデン 傳法貴司

17:30 鮭の裁き方とイクラ造り
      女性部団体連絡協議会会長 川村光代

18:30 アザラシによる鮭漁の被害と生産者
      えりも町郷土資料館学芸員 中岡利康

11日(日)

9:00 鮭の飯寿司造り
      女性部団体連絡協議会会長 川村光代

12:00 昼  食

1:00 鮭の飯寿司造り

2:00 終  了

参加費  1泊3食  大人・中学生以上  ¥10,000
           小学生       ¥6,500
       飯寿司 鮭2本分(一斗樽) ¥7,000円位

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●参加者の声●
撮影:山本敬介 ※写真の無断使用は固く禁じます。
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