北海道スローフード・フレンズ 帯広 
平成20(2008)年度総会
& 長沼スローツアー
-その1-

2008.4.19-20

(長沼町)

写真をクリックすると大きな画像(850×565ピクセル)をご覧いただけます。
 
1. 長沼町マオイゴルフリゾートに40名が集まり、いつもながらに和やかな雰囲気の総会となりました。まず湯浅さんからのご挨拶です。
2. 活動報告の中で、昨年11月に行われた「いずしづくり」などえりもの高橋さんから報告していただきました。
3. 田んぼプロジェクトなど活動予定をご説明いただきました。

4. 総会後の記念講演は昨年イタリアから日本に帰ってこられた、元スローフード国際本部日本担当の石田雅芳さんにお願いしました。たのしい裏話も絡めながら、イタリアの食文化や世界のスローフード運動についてお話しいただきました。

5. 恒例のスロースピーカーシリーズは、地元長沼のお二人にお願いしました。まずは顧問で農業の傍ら酪農学園大の理事長を務められている麻田信二さんです。道庁農政部から副知事という経験に裏打ちされた農村再生論、有機農業にかける熱い思いを語っていただきました。
6. お二人目は、懇親会の会場をお願いしている、リストランテクレスの干場一正さんです。大手スーパーの副社長から転身し、農業を営み農家レストランを開業された経験をお話しいただきました。小さな頃から野菜が大好きで、今はそれを提供するお仕事を生き甲斐とされています。そのいきいきとした表情と輝く瞳がとても印象的でした。
7. 夕暮れ時、懇親会会場のクレスに到着です。ふだんはお昼だけの営業ですが、今回は貸切で対応していただきました。いろいろわがままも聞いていただき、ありがとうございました。
8. 西田船長と河合泰恵さん2人のサブリーダーの乾杯で、宴がはじまりました。

9. おお、こちらは禁断の美人テーブルですな。ほんとうにフレンズは美人が多くて、オーナー干場さんも驚いていました。左のテーブルは明日視察させていただく、長沼の有機農家エップ・レイモンドさんご一家です。

10. おなかも落ち着いてきたところで自己紹介のはじまりです。最近メンバーになられた栗山町の「役人に見えない役人」名内さんです〜。

その2に続く


北海道スローフード・フレンズ 帯広 
平成20(2008)年度 総会報告


フレンズのみなさん、こんばんは。事務局のやまもとです。

総会が終わって、10日ほどですがその間にも催しが続いていますね。会員も増えてますます加速しているようにも見えますが、そこはひとつスローに楽しみながら〜。

さて、遅くなりましたが「総会」の報告をお送りします。
長沼町に40名が集まり、いつもながらに和やかな雰囲気の総会となりました。議長をお願いした宮本さんにさらに和やかにしていただき、ゲストの石田さんに「こんなピースフルな総会は初めてみました」といしめるくらいでした。

しかし、和やかな中にも真剣な議論あり、充実した年に一度の意見交換の場になりました。ありがとうございました。

事務方が準備したものを形だけ承認を得るような総会はいやなので、スムースにことが運ぶように準備はしましたが、総会ではできる限りみなさまのご意見をいただくよう心がけました。そして、いただいたご意見を、リーダーに再任された湯浅さんを中心に、会の運営に反映させてまいりたいと思っております。みなさまのご協力をよろしくお願いいたします。

役員のみなさまもみなボランティアです。お忙しい中ですが、また一年間よろしくお願い申し上げます。
尚、GW明けに総会報告と、会員更新のご案内をみなさまに郵送(メール便)いたします。PCのオンライン会員更新も今年からはじめますので、のちほどご案内させていただきます。

それでは〜。
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北海道スローフード・フレンズ 帯広 
平成20(2008)年度 総会報告

■日 時:2008年4月19日 13:30〜15:30 長沼町マオイリゾートホテルにて
■出席者:40名・委任状71通 議決権111(過半数75→成立)
■議 長:宮本英樹氏
■総会議案
 議案1号:2007年度 事業報告・決算報告(別紙)
 議案2号:2008年度 予算案・事業計画(別紙)
 議案3号:会員種別と会費について
 議案4号:リーダーの選出および新役員の承認
 議案5号:新役員の挨拶と活動の予定など
 議案6号:スローフードジャパン関連報告 
 議案7号:その他
 
■議案1号:2007年度 事業報告・決算報告(別紙)
http://www.slowfood-friends.org/2008soukai/2007.htm

 昨年度の決算と活動について事務局より報告。
 決算については当初100名の予算だったが最終的に150名の会員数となったため、運営資金をランチパレットやTシャツなどオリジナルグッズの開発や、長年懸案事項となっている事務局の委託費を上乗せすることが出来た。
 活動報告は、47という多くの活動から「田んぼプロジェクト」や「せたな海フィール」などをかいつまんでで報告。また役員会は十勝と札幌でほぼ交互に11回開催されていることが報告された。役員会はつねにオブザーバー参加が可能なので、一般の会員も機会があれば参加して欲しいと事務局から提案があった。
 
■議案2号:2008年度 予算案・事業計画(別紙)
http://www.slowfood-friends.org/2008soukai/2008.htm

 予算案について事務局から報告。収入では現在の会員数である150名を目処とした。
また、昨年同様にセミナーなど開催することを前提に協賛金を30万円、また本年はイタリアでテッラマードレが行われる事から、当会認定の味の箱舟をPRするためのパンフレット制作に関わる協賛金を30万円計上した。また、当会が主催して行われる交流会などでは開催手数料としてその都度10%を徴収し、会の運営費とすることが承認された。オリジナルグッズの販売も積極的に展開していきたい。
 支出については、前述のセミナーと味の箱舟パンフレットは協賛を前提とした支出としている。また、会員増による事務局の負担が増えていることから、会員1名につき@1000円を事務局委託費にまわすという根拠で15万円を計上した。さらに部会活動費には現在進行中のスローなお店ガイドの制作費も含まれていると説明され、承認された。

 事業計画については、すでに26の事業が決まっており、「田んぼ」「いずしづくり」「フレンズラフティング」などいくつかの事業について説明された。

 また、YAHOO!カレンダーでフレンズの事業予定を共有する試みをはじめた。
これはできるだけ催しが重ならないように、また早くから予定を告知して多くのかたにご参加いただけるように設置したもので是非活用してほしいと報告があった。(書き込みは役員のみ)

フレンズカレンダー
http://calendar.yahoo.co.jp/slowfoodfriends

■議案3号:会員種別と会費について

 会費については、現在の会費システムによるトラブルもなく、フレンズ会員が入会しやすい金額設定であることが、会員増の要因となっていることからも現状を維持したいと説明され、承認された。

■議案4号:リーダーの選出および新役員の承認

 ●湯浅優子氏の会員推薦6名による立候補を3/20に事務局が受理したと報告され、全会一致で新リーダーに承認された。

 ●2008年度役員 >新役員案が事務局より提案され、全会一致で承認された。


■議案5号:新役員の挨拶と活動の予定など

 総会に出席されていた中で新たに役員となった各氏にご挨拶いただいた。
 また、フレンズの役員は全員がボランティアであり、会員みんなで運営していくことが基本である。活動に積極的に参加していただける方、また広い北海道で広域的な活動を維持するために、お忙しい中役員にお願いしているので、みなさまのご協力をお願いしたいと湯浅リーダーから挨拶の中で説明があった。

■議案6号:スローフードジャパン関連報告

 ●NPO法人化に伴う規約など変更について

  昨年12月に承認されたスローフードジャパンのNPO法人化について、フレンズのインターナショナル会員は自動的にNPOの会員となることを説明。また、NPO法人化にともなうジャパンの規約変更によって、フレンズの規約も変更する必要があること、さらにジャパンの規約がまだ確定していないことから、来年のフレンズの総会に向けて規約変更を検討していくことが説明された。

 ●全国会員数推移・2007活動報告・2007決算・2008予算
  
  全国会員数推移が説明された。会員の減少傾向が続く全国のコンヴィヴィウムの中でフレンズは順調に会員数が増えており、全国有数の大きなコンヴィヴィウムとなっていることが説明された。
  また、スローフードジャパンの活動報告・2007決算・2008予算が説明され、決算、予算共に特定の団体からの1000万円の寄付がないと運営していけないジャパンの体質に疑問の声があがった。これについてはジャパンが主催する会議などで継続的に注視し提言していくことを会として確認した。
  また、スローフードジャパンからインターナショナルへ収められている会費についてどのように使われているのかもっと具体的に示してほしいという意見が出され、会費の使い道について今回のゲストである元国際本部日本担当の石田雅芳氏から説明された。事務局としてはジャパンに対してこれら会費の使い道についても具体的に示してもらうよう働きかけていきたいと説明された。

 ●2009年11月に日本で開催されるサローネ・デル・グーストについて

  2009年11月に日本で開催(ヨーロッパ以外ではじめて)開催されるサローネ・デル・グースト(仮称)について、これについても特定の団体からの巨額の寄付によって成り立つものであり、スローフードの理念が侵されることのないように、フレンズとしても注意して関わっていくことが必要と説明された。

 ●日本のプレシディオ第1号に向けて、プロジェクトチームを設置

  SF長崎を中心に、味の箱舟の一段階上で、スローフード協会が具体的に保護や販売などの活動に関与していくプレシディオの認証を目指して、準備が進められている事が説明された。

■議案7号:その他

 ●生産者アンケートについて

  会員の川合拓男氏から会の生産者へアンケートが配布され、とりまとめされている状況。是非ご協力いただきたいと説明された。

 ●10/23-27イタリアで開催される「テッラマードレ、サローネ」への参加について

  フレンズからも食のコミニティとして参加を検討していることから、興味のある会員は是非手を挙げて欲しいと呼びかけがあった。ジャパンでは、参加者をとりまとめて安価なチャーター機の運航を計画している。

 ●スローなお店ガイド今後の進め方について

  皆さんから頂いた60件のお店などを元に、スローなお店ガイドの作成にむけ「準備会」を設ける。そこで、「今年の流れ・役割分担など」を具体的に提案していく。準備会は、まずは深江・井田・西田・もも・湯浅・山本の6名でスタートし、そこでの提案をもとに、「プロジェクト」としてのメンバーを募集すると言うことで進めていく。

 ●ほか 特になし

以 上
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撮影:山本敬介 ※写真の無断使用は固く禁じます。
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