田んぼプロジェクト2008 <田植編> 2008.5.25 (三笠市¥)
4. 子供大はしゃぎですが、それ以上に大人が夢中で、目を輝かせていました。
9. 奥の方には林陽子さん、手前の方に辻香織さん、前に平文恵さん、みんなあたらしいメンバーです。
田んぼプロジェクト2008 <田植編> ____________________________________ 田んぼプロの皆様 フレンズの皆様 昨日は暴風&雨で、週末の天気が心配でしたね。 その雨の中、鈴木さんが代掻きを無事終えてくれました。 この模様は、田んぼプロブログ(浅野さん作成)及びアンの店ブログに掲載され ております。 鈴木さん、ありがとうございました!! http://blog.livedoor.jp/tanbo_project/ http://ameblo.jp/yaoyaanne/ さて、田植えが待ち遠しい今日この頃ですが、田んぼ&米のことを、少し勉強し ておきましょう。 ●○●第1回お米講座●○● 米ができるまでは、88の苦労があると言われています。だから八十八で米という 漢字ができているというのは、有名ですね。 その1年間を簡単に説明します。 ■4月:タネ選び 種は種専門農家が作ります。悪いもみを風で飛ばすなど、よいもみだけを選んだ ものをタネもみとして使います。 これを農家では、さらに塩水についけて悪いタネもみをうかせて最も良いタネも みを使用します。 最近では、タネを60度のお湯に10分ほどつけて消毒する方法もあります。 ■4月中旬頃:苗づくり 消毒したタネは、発芽を早めるために、あらかじめ6〜7日水につけておきま す。 そのタネを32度の温度で発芽させてからまき、ビニルハウスの中で育てます。 タネまきから4〜5日くらいで発芽し、30〜40日くらいで苗になります。 今回の田植えプロの苗は、新篠津村グリーンピュアクラブで大事で育てられてい ます。 ■田植え準備 雪が溶ける前に融雪剤をまいて、雪解けを早めます。 また、土が乾いたらたい肥や肥料をまき、田おこしをします。 土をやわらかくし、土中に空気をまぜます。 稲の成長に水は欠かせません。 水を入れた田を機械でかきまぜて平らにし、田植えの準備をします。 これを「代掻き(しろかき)」といいます、。 ■5月中〜下旬:田植え 苗の本葉が3〜4枚になり、12〜13cmほどに伸びるといよいよ田植えで す。 株と株の間隔は、日光が十分にあたるようにして、養分の吸収や刈り取り作業の ことも考えて11〜14cm、列間はおよそ33cmとしています。 田植えは、できるだけ浅く苗を植えていきます。これは、春先は地表面より深い 層の地温が低いため、深く植えると生育が悪くなることがあるからです。 ■6月下旬:分げつ 田植えが終わり、やがて根がしっかりつくと、苗は次々と茎の数を増やします。 このように枝分かれし茎の数を増やしていくことを「分げつ」といいます。 分げつは、田植えのあと10日頃から始まります。分げつが進む頃は、水田の水 を少なめにします。そうすることで分げつが促進されて、秋にたくさんのお米が収 穫できるからです。 気温が低くて分げつがうまく進まないとお米のとれる量が減ってしまうので、こ の時期の気温はとても大切です。 ■6月下旬〜7月中旬:水の調節 草丈が70cmくらいに伸びると、茎の中ほどがふくらんできます。 これは、中に穂が育っているからです。これを「穂ばらみ」といい、稲が一番寒 さに弱い時期です。 そのため、この時期は、稲の様子をよく見たり、田の水を深くしたりして稲を寒 さから守ります。 ■9月中旬:実り 赤とんぼが飛び交う秋。ぎっしりと固い実ができて黄色い穂が秋風にゆれていま す。 いよいよ実りの季節です。1本の穂から米は60〜65粒とれます。 稲刈りは、コンバインで1日1〜3haの刈り取り、脱穀ができます。 安全で安心なものを手に入れたい!と思って田んぼプロに参加された方。 田植えと稲刈りだけ参加しても、減農薬で栽培する田んぼへの貢献度合は少ない です。 草取りの手間をかければかけるほど、農薬の投与も減らすこともできるのです。 昨年から農薬をできるだけ少なく田んぼプロジェクトを始めたこともあり、今年 はいつもより雑草の発生が多くなりそうとのこと。 有機農業、減農薬の生命線である「草取り」を、ぜひ頑張りましょう!