田んぼプロジェクト2008 <田植編>

2008.5.25

(三笠市¥)

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1. 田植えの前の週時点では、「日曜日は曇り(月曜日から雨)」の予報だったものの、金曜日には「日曜日の午後から雨」、土曜日には「日曜日の朝から雨」との予報・・
 札幌組は、現地に向かう途中、江別、岩見沢で激しい雨に打たれ、「今日中止ですかね?」という確認の電話がくるほどの天気でしたが、始まる頃にはその雨もあがりました。
2. 今年の田植えは、37名の大人と10名ほどの子供が集合。
 まず、鈴木さん、農場の渡辺さんから、作業の手順について説明を受け、田植え開始です。
3. 昨年度同様、コロを転がし、植える目安をつけながら、その場所目指して田植え部隊が進みます。
 今年は、ちょっと水が深かったせいもあり、コロでつけた場所が見にくかったですが、昨年経験者がマークを付けながら、それでも蛇行した部分を、後ろから修正していきました。

4. 子供大はしゃぎですが、それ以上に大人が夢中で、目を輝かせていました。

5. 田植えは性格が出ますね〜。
 こつこつ着実な仕事をする人、一生懸命に下ばかり見てて、いつの間にか隣の列に連結してしまった人、なかなか進まないなぁと思っていたら長靴がはまって動けなくなっていた人・・
 昨年経験者の浅野さん、加藤かずみさんらは、機械植えをしたところのさし苗(機械で植えられない所とか、欠落しているところ、1本苗のところなどを捕植する作業)を行いました。
 腰を曲げながら、欠株などがないか見て、捕植する作業は、大変な作業でしたが、収量を得るためには大切な作業とのこと。腰痛にはなりませんでしたか??
6. 曲がっているけど、なかなかのできばえ。しっかり収穫できることをお祈りします。
 ここまでの作業を終え、昼ご飯を食べに倉庫に戻ったとたん、ポツリポツリと雨が降り出し、大雨になりました。
 なんというタイミングでしょう!ここまで天気を持たせてくれた、参加者皆さんの日頃の善行に感謝します!
7. いつも昼食を準備してくださる「アンの会」の会長草薙瑠璃子さんです。今日もおいしいごはんと、あたたかい豚汁、おいしかったです〜ありがとうございました。 生産者と消費者をつなぐ「アンの会」のページはこちら
8. 今日は新しいメンバーの顔がたくさん見えますね。函館から参加の山中さん、遠いところご参加ありがとう!かとーちゃん生キャラメルありがとう!

9. 奥の方には林陽子さん、手前の方に辻香織さん、前に平文恵さん、みんなあたらしいメンバーです。

10. 自己紹介のトリは地元美唄の米農家渡辺さんです。いつものほおっかぶりで、美唄の隠れた名所を色々と教えてくれました。渡辺さんが宇宙人の子孫ということも…。ここにも宇宙人がいましたね。宇宙人1号はこちら


田んぼプロジェクト2008 <田植編>

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田んぼプロの皆様
フレンズの皆様

 昨日は暴風&雨で、週末の天気が心配でしたね。
 その雨の中、鈴木さんが代掻きを無事終えてくれました。
 この模様は、田んぼプロブログ(浅野さん作成)及びアンの店ブログに掲載され
ております。
 鈴木さん、ありがとうございました!!

 http://blog.livedoor.jp/tanbo_project/
 http://ameblo.jp/yaoyaanne/

 さて、田植えが待ち遠しい今日この頃ですが、田んぼ&米のことを、少し勉強し
ておきましょう。 

●○●第1回お米講座●○●

 米ができるまでは、88の苦労があると言われています。だから八十八で米という
漢字ができているというのは、有名ですね。
 その1年間を簡単に説明します。
■4月:タネ選び
 種は種専門農家が作ります。悪いもみを風で飛ばすなど、よいもみだけを選んだ
ものをタネもみとして使います。
 これを農家では、さらに塩水についけて悪いタネもみをうかせて最も良いタネも
みを使用します。
 最近では、タネを60度のお湯に10分ほどつけて消毒する方法もあります。
■4月中旬頃:苗づくり
 消毒したタネは、発芽を早めるために、あらかじめ6〜7日水につけておきま
す。
 そのタネを32度の温度で発芽させてからまき、ビニルハウスの中で育てます。
 タネまきから4〜5日くらいで発芽し、30〜40日くらいで苗になります。
 今回の田植えプロの苗は、新篠津村グリーンピュアクラブで大事で育てられてい
ます。
■田植え準備
 雪が溶ける前に融雪剤をまいて、雪解けを早めます。
 また、土が乾いたらたい肥や肥料をまき、田おこしをします。
 土をやわらかくし、土中に空気をまぜます。
 稲の成長に水は欠かせません。
 水を入れた田を機械でかきまぜて平らにし、田植えの準備をします。
 これを「代掻き(しろかき)」といいます、。
■5月中〜下旬:田植え
 苗の本葉が3〜4枚になり、12〜13cmほどに伸びるといよいよ田植えで
す。
 株と株の間隔は、日光が十分にあたるようにして、養分の吸収や刈り取り作業の
ことも考えて11〜14cm、列間はおよそ33cmとしています。
 田植えは、できるだけ浅く苗を植えていきます。これは、春先は地表面より深い
層の地温が低いため、深く植えると生育が悪くなることがあるからです。
■6月下旬:分げつ
 田植えが終わり、やがて根がしっかりつくと、苗は次々と茎の数を増やします。
 このように枝分かれし茎の数を増やしていくことを「分げつ」といいます。
 分げつは、田植えのあと10日頃から始まります。分げつが進む頃は、水田の水
を少なめにします。そうすることで分げつが促進されて、秋にたくさんのお米が収
穫できるからです。
 気温が低くて分げつがうまく進まないとお米のとれる量が減ってしまうので、こ
の時期の気温はとても大切です。
■6月下旬〜7月中旬:水の調節
 草丈が70cmくらいに伸びると、茎の中ほどがふくらんできます。
 これは、中に穂が育っているからです。これを「穂ばらみ」といい、稲が一番寒
さに弱い時期です。
 そのため、この時期は、稲の様子をよく見たり、田の水を深くしたりして稲を寒
さから守ります。
■9月中旬:実り
 赤とんぼが飛び交う秋。ぎっしりと固い実ができて黄色い穂が秋風にゆれていま
す。
 いよいよ実りの季節です。1本の穂から米は60〜65粒とれます。
 稲刈りは、コンバインで1日1〜3haの刈り取り、脱穀ができます。 安全で安心なものを手に入れたい!と思って田んぼプロに参加された方。
 田植えと稲刈りだけ参加しても、減農薬で栽培する田んぼへの貢献度合は少ない
です。
 草取りの手間をかければかけるほど、農薬の投与も減らすこともできるのです。
 昨年から農薬をできるだけ少なく田んぼプロジェクトを始めたこともあり、今年
はいつもより雑草の発生が多くなりそうとのこと。
 有機農業、減農薬の生命線である「草取り」を、ぜひ頑張りましょう!

 
撮影:山本敬介 ※写真の無断使用は固く禁じます。
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