味の箱舟


味の箱舟とは

各地方の伝統的かつ固有な在来品種や加工食品、伝統漁法による魚介類などのなかには、このままでは消えてしまうかもしれない、小さな生産者による希少な食材がたくさんあります。こうした食材を世界共通のガイドラインで選定し、様々な支援策によって、その生産や消費を守り、地域における食の多様性を守ろうというものです。
1996年に設立され、現在世界中で903を越える動物、果物、野菜の品種と加工食品などが「味の箱舟=アルカ」認定され、良質な食材の調達、販売促進に興味のある人への情報提供に繋がっています。

味の箱舟の登録基準

日本国内では2011年現在25品目が”味の箱舟”に登録されています。(うち、北海道からは4品目)登録は以下の基準を満たすものです。

  1. 地域の自然や人々の生活と深く結びついている。
  2. 小さな作り手による限られた生産量である。
  3. 現在、あるいは将来的に、絶滅の危機に瀕している。
  4. 遺伝子組み換えが、生産段階において一切関与していない。

この中でも特に良質で文化的、経済的に貴重な食材は「プレジディオ」として認定し、直接保護します。日本では雲仙コブタカナが認定されています。

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札幌黄

北海道の在来種であるタマネギの「札幌黄」は、明治初期に札幌を中心として栽培が始まり、その後道内各地に広がっていきました。肉質が柔らかく、食味がよい事から、煮込みや揚げ物などの料理にすると甘みが出ておいしいタマネギです。しかし、形が不揃いで病気に弱く、長期保存が利かないという欠点があり、1975年以降、生産が減少してしまいましたが、遺伝的に多様性があり、貴重な遺伝資源でもあります。どこかで札幌黄をみつけたらぜひ、食べてみてください。

取り扱い、お問い合わせは
札幌市農業協同組合経済部 phone:011-621-9114
札幌市農業支援センター phone:011-787-2220
有機野菜 アンの店 phone:011-863-9373

札幌黄

札幌黄

札幌黄の種

札幌黄の種

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日本短角牛

寒さに強く、放牧に適し、子育て上手な短角牛は、春になると母と仔牛で草地や林の中で晩秋まで放牧され、冬は里の農家で飼育されます。繁殖も放牧期間中に自然交配し、春には新しい仔牛が生まれます。肉質は赤み多く低脂肪でヘルシー。豊富なタンパク質と美味しさの成分がたっぷり含まれています。柔らかで、風味がよくどんなお料理にもよく合います。北海道ではえりも町や江丹別で、また岩手県などで飼育されています。

取り扱い、お問い合わせは
えりもビーフ 高橋ファーム
江丹別 ファームオサラッペ

短角牛

短角牛

生産者の江丹別の荒川さん

生産者の江丹別の荒川さん

生産者のえりもの高橋さん、息子さんと

生産者のえりもの高橋さん、息子さんと

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八列とうもろこし

八列とうもろこしは明治から昭和初期まで北海道で多く栽培されていました。糖分が少ないけれど、噛み締めたときのなんともいえない旨味があり、ゆでるよりも、焼いて食べた方が香ばしく美味しい。収穫後、時間が経つと食味が落ちてしまうので流通に向かず、昭和40年代にはほとんど栽培されなくなってしまいました。今では生産者の直売のみで入手可能のほか、お茶やコーンミールなど加工品もあります。

取り扱い、お問い合わせは
三笠市 及川農園
芽室町 川合農場
清水町 森田農場

乾燥した八列トウモロコシ

乾燥した八列トウモロコシ

生産者の川合さんと八列の畑

生産者の川合さんと八列の畑

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まさかりかぼちゃ

ラグビーボールのような形で、まさかりを使うほど皮が非常に硬く、その名がついたカボチャです。長期保存ができるので、昭和30年ころまで北海道で広く栽培され、冬場の貴重な栄養源でした。今では生産者の直売などで入手可能です。北海道の開拓時代を支えた食材であり、歴史的にも大切なカボチャです。西洋カボチャの地方品種で、ホコホコした食感と癖のないさっぱりとした甘みがあります。

取り扱い、お問い合わせは
長沼町 仲野農園
芽室町 川合農場

まさかりかぼちゃ

まさかりかぼちゃ

まさかりかぼちゃの花

まさかりかぼちゃの花


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