「消えつつある懐かしい野菜を食べよう」
スローフードを見て・聴いて・味わう秋の一日
(帯広市)2006/11/6


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1.帯広市の施設「サラダ館」に続々とメンバーが集まってきました。調理室ではすでに今日のテーマである「消えつつある懐かしい野菜」が調理がはじまっています。いずれもフレンズメンバーの幕別の福田さん、清水の横山さん、鹿追のエリザベス高橋さんです。
2.今日は素材の味を損なわないように出来るだけシンプルに料理することにしました。固い固いマサカリかぼちゃを丁寧に切って、ふかします。
3.こちらは八列とうきびです。夏に収穫して茹で、冷凍したものを使いました。こちらもシンプルに焼いていきます。収穫したてよりは、どうしてもモチモチ感がなくなってしまいますが、懐かしい味をお楽しみいただけると思います。
4.こちらも消えつつある品種の玉ねぎ。大きいほうが札幌黄、小さな方が北見黄です。生で味わってみましたが、同じ系統の品種なのに育て方で随分と味も違うようです。
5.会場はスタッフも含めると60名の大盛況となりました。
6.まずはスローフードインターナショナル(在イタリア)唯一の日本人スタッフ石田雅芳さんによる講演です。スローフードの世界での現状を柔らかな語り口で講演いただきました。
7.お次はお待ちかねの「消えつつある懐かしい野菜」の試食会です。駆けつけてくれた砂川帯広市長も一緒に、みんなでわいわいと楽しみました。
8.まさかりカボチャの固さをみんなで実感しました。種は大人気で皆さんにお持ち帰りいただきました。雪が解けたら大切に育ててくださいね。

包丁さばきがお見事な石田裕子さん。この日は麦芽糖についてのご提案もいただきました。
9.午後からは今年9月にスローフード発祥の町北イタリア・ブラで行われた全世界のチーズが集まるイベント「チーズ2005」に会員の林克彦さんとチーズ職人の安木かおりさんが、十勝産のヤギチーズを携えて参加されました。イベント出展の苦労話やイタリアのチーズについて石田さんとのトークを交えながら楽しくスライドで紹介いただきました。
10.終了後はメンバーの西野シェフのホテルで食事を共にし、スタッフの労をねぎらいました。石田さんはこの後帯広空港から東京へ戻られました。非常に充実した北海道キャラバンをありがとうございました。お疲れさまでした!

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「消えつつある懐かしい野菜を食べよう」 スローフードを見て・聴いて・味わう秋の一日
 
 八列しかないもちもちとした「八列とうきび」や、まさかりがなければ割れない固くて大きな「まさかりカボチャ」ってご存知ですか?懐かしいという方も多いのではないでしょうか?全く聴いたことがないという若い方もいらっしゃるかも知れません。
農業や流通の大型化、効率化の中で、昔はさかん作られていましたが、すっかり畑や店頭から姿を消してしまった野菜たちの価値を再認識し、秋の一日に集って食べようという催しです。
 1986年にイタリアではじまり、現在世界100ヶ国に広がりを見せているスローフード運動。スローフード運動の重要テーマのひとつが、この消えかかっている地元に古くからある野菜や食品を守る「味の箱船」という運動です。
 当日は、イタリアから来日中の、スローフードインターナショナル本部の唯一の日本人スタッフ石田雅芳氏に、「味の箱船」や「食育」など興味深い内容を、世界各地での楽しいエピソードを交えながらお話しいただきます。
 また、今年9月にスローフード発祥の町北イタリア・ブラで行われた全世界のチーズが集まるイベント「チーズ2005」に当会会員の林克彦さんが十勝産のヤギチーズを携えて参加されました。イベントの意義や雰囲気を石田さんとのトークを交えながらスライドで紹介いただきます。
秋の一日に、スローフードを、目で、耳で、舌で、楽しんでください。

●主催:北海道スローフード・フレンズ 帯広
●協賛:十勝場所と環境ラボラトリー
●開催日:11/6(日) 13:00〜16:00
 13:00〜13:10 開催挨拶
 13:10〜13:50 石田氏講演「世界にひろがるスローフード運動」
 14:00〜14:50 消えつつある懐かしい野菜を食べる会 
         森田里絵(北海道スローフード・フレンズ味の箱船部会リーダー)
 15:00〜16:00 「チーズ2005」報告会 
         林克彦(北海道スロ?ード・フレンズ会員・十勝千年の森代表)
●場所:帯広の森 市民農園サラダ館 帯広市西22条南6丁目6番地2TEL0155-36-8095
●募集人員:先着50名
●参加費 :2000円
●申し込み:
 北海道スローフード・フレンズ帯広事務局(日月社内)山本まで
 「お名前・人数・電話番号」を明記の上FAXかEメールでお申し込みください。
 FAX 0167-39-8722 Eメール info@slowfood-friends.org
 (問い合わせTEL 0167-38-8711) 
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■石田雅芳氏プロフィール
1967年福島県生まれ。
同志社大学文学部文化学科、美学及び芸術学専攻卒業。専門はイタリアルネサンス美術。同大学大学院で修士号取得後、1994年ロータリー財団の奨学生として、イタリアのフィレンツェ大学へ留学。1998年フィレンツェ市の公認美術解説員となる。日本のスローフードの先駆者。スローフード協会国際部日本担当。イタリア本部唯一の日本人スタッフ。
イタリアビエモンテ州ブラ市在住。現在、学習院短期大学で“スローフード”と“イタリア美術”についての講義を行うために来日中。
著書に「スローフードマニュフェスト」金子弘美・石田雅芳共著(木楽舎)など。
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チーズ2005
スローフード発祥の町北イタリア・ブラで隔年で行われるスローフード国際本部主催の国際展示会。イベント中は町中がチーズとワインの屋台になり、世界中からチーズの生産者、チーズ関連業者が集まる。2005年のテーマはヤギチーズ。日本からは唯一十勝千年の森のヤギチーズが参加し、高い評価を受けた。
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●メーリングリストから●
撮影:山本敬介 ※写真の無断使用は固く禁じます。
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