危機の中であぶりだされる本質

毎年、新しい出会いや再会は嬉しいものです。
いくつになっても、知らないこと、気づかなかったことの
多さに恥ずかしいのですが、それでも
そのたびに共感したり、感動したりしながら
少しずつでも成長できればありがたいことです。

2012年、今年もそんな出会いが始まりました。

つい先日「神野直彦さん」のお話を聞く会がありました。
以前より、新聞などのコラムを拝読し、共感することが多くて、
尊敬の念を抱いていた方でしたので、楽しみにしていました。

その中の一部をご紹介します。

ここにきて社会の本質が見えてきたという。
「本質は、危機の中からあぶりだされるものです。
ひとつめは、一番大切なものが『いのち』だということ。
ふたつめは、共に生きるということ、絆や寄り添う心の復権。
みっつめは、その解決のために、当事者として参加する意識。」

当たり前のようで、忘れられかけていたことばかりです。
そんな言葉を語り合える機会が増えているのは、
私たちが「危機」の中にいることを自覚しているからで
すね。

今回の危機が、これまでの貧困・争い・格差などに陥らないための
お話やデーターに、1時間半はあっというまに過ぎました。

そして最後に素敵な詩を紹介してくれました。

   間違いをしても、やり直す機会は必ずあります 
   なぜなら
   わたしたちが「失敗」と呼ぶものは
   転んだことではなく
   転んだまま
   起き上がらないことなのですから
             (メアリ・ピックフォード)


カテゴリー: 優子のいろいろノート
入会案内