久しぶりに余韻の残る映画を観た。
日本映画の質の良さを感じることもできて、なんだか嬉しかった。
最近、テレビを見ると喪失感に襲われる
ニュースには信頼が失せていくし、政治には対しては絶望的な思いにもなっている
だからといって・・、現実から逃避するつもりはないが・・・。
デジタル化になったテレビで、BSも見ることができるようになったことが、はじめて良かった事と言えることだろうか?(あくまでも私にとって・・・)
さて、以前から気になっていて、見たかった「かもめ食堂」
何故、舞台がフィンランド?そんな思いもあった。
会話のなかに・・・
「フィンランド人は、ゆったり、のんびりしているのは何故?」
それを聞いていたフィンランドの青年が
「ここには森があります」・・・、と。
そして、いろんな悲しみや辛いことがあっても、まずは食べること、
皆で作って、美味しく食べる・・。
そうすると、その場を不思議な一体感が包み込んでいく。
どんなことでも乗り越えられる・・・・、そんな気がしてくる。
映像に映し出される食べものはどれも惹きつけられる、ニオイも味も伝わってくる、そして心にも。
美味しい「珈琲」
焼きたて「シナモンロール」
豚のしょうが焼き
網で焼く鮭
鶏のから揚げ
サクサクと聞こえる「トンカツ」
極めつけは、日本のソウルフード 「梅・鮭・かつおぶし」のおにぎり
井上陽水の音楽も良い!
なんだか良い気分なのに、泣けてくる。
良い映画にめぐり合って、幸せだ~。