先日スローフードの島村菜津さんから電話がありました。
友人が北海道を訪ねるので、会ってほしいといいます、それも、
以前からお会いしたかった「カフェスローの吉岡淳さん」だというのです。
スローフード運動を知ったのは、島村菜津さんの著書「スローフードな人生!」を友人から紹介されて読んだのがきっかけでした。
その後、菜津さんの対談の記事を読み、「辻信一さん」を知り、彼の著書「スロー・イズ・ビューティフル」を読み、更に感動・・・。
心を動かされる事が続き、そのことが、仲間と共に、「スローフード・フレンズ北海道」のネットワークに繋がったのです。
「いいものを見つけたときは、出会った人に分けてあげて~」
大好きな本「リトル・トリー」の中で、哲学を語る祖母の言葉です。
この10年、スローフードに関わってから、「人と人が繋がること」を実感しています。
今回もまた嬉しい出会いでした。
その吉岡さんが韓国からのお客様8名を北海道に招き、各地のスローで美味しい場所に案内をするという旅の始まりでした。
30代~40代の韓国のスロームーブメントを起こし始めている中心人物たち、言葉は通じなくても、投げかけてくる質問や会話はどれも共感することばかり。
世界中で起きている課題や問題点は、同じなのだということ、
一方でパラダイムシフトを求めて動き出している人たちがいることに、励まされます。
旧知の友のように過した時間は、つかの間だったのですが、一緒に食卓を囲み、語り合うことの意味を深く知る人たちとの言葉のひとつひとつが、これからの時代が確実に変わっていくことを示唆しているようでした。
そのやり取りを静かに見つめながら、自然体のやわらかな人柄を醸し出している吉岡淳さん。
食事の後の彼との会話で、これまでの人生を髣髴させるアツイ情熱を感じてきました。
3・11以来、社会の中での新しいシステム作りを担うスローフードの役割を再認識した、素晴らしい出会いとなりました。
これからが楽しみです~。
「島村菜津さん 世にもマヌケなスローフードへの旅」
「カフェスローの吉岡淳さん カフェスロー」
「辻信一さん 辻信一のサイト」